#めせもあの日
2015年8月16日。
むすめん。の日。
めせもあ。の日。
推してるアイドルが、初めて中野サンプラザに立った日、です。
毎年行われている、記念フリーライブが、今年も配信されました。
(アーカイブあります!ぜひ!)
MeseMoa.(めせもあ。)、旧名 むすめん。
モーニング娘。に憧れ、コピーダンスを踊るために集まった、男性グループ。
いつのまにか、グループ自体に人気が出て、オリジナル曲を発表し、
踊ってみたの踊り手が、アイドル気取りと言われた、その揶揄を、
アイドル気取りで何が悪い!と、ファーストシングルのタイトルにした。
そういうグループです。
その中で、セカンドシングルの発表された、その次の年明け。
メンバーの一人、「にーちゃん」が、すべての活動の休止を発表しました。
中学教師だった彼は、活動と私生活の両立が出来なくなり、
「ぼくを、中野サンプラザに連れて行ってください」という言葉とともに、
彼はステージを降りました。
その言葉を、約束にして。
そのステージで、歌われた、印象的なナンバーが
2ndの「サマー☆ビーナス~真夏のアイドル~」でした。
にーちゃんが休止後、彼のパートは、「ぜあらる。」さんが受け継ぎ、
ソロパートを歌う度に、お辞儀をして始めていた、というエピソードも残っています。
その「ぜあらる。」さんは、その後卒業。
現在は、彼らの所属する「株式会社DD」の社長になっています。
DDとは、「だれでも大好き」で知られるアイドル界隈の用語ですが、
このDDは、「だれでもドリーム」。
「次は君の番だよ」という意味を含み、すでに40人を超える大所帯になりました。
想像もしていなかった未来だけれど、白服さんが、いつだかこういう風に
ピラミッド型の組織にしたいと語っていたので、これもひとつ叶える夢なんでしょうか。
彼らが、中野サンプラザに立つ、その日までの記録を、youtube チャンネルで
「中野への道」として、シリーズ動画が配信されています。
その最後、47回。4:50。
キャリーを引いて、中野サンプラザに向かう、その背中。
翌日の、中野サンプラザ公演まで、私たちは、その出演を知りませんでした。
だから、幕が開くまで。
その姿を見るまで。
10人のむすめん。が帰ってきたことを、確信をもっていられませんでした。
この動画をもってしても。
(中野公演直前のシングル 登場3:25)
【むすめん。】Chameleon Color【6th single】
そして、このステージに帰ってきたとして。
中野の次のステージに、何人が立ってくれているのかどうかということすら。
それどころか、次のステージがあるのかどうかさえ。
少なくとも私は、疑っていましたし、彼らも、この日まで一切、
今後の詳細については発表していませんでした。
彼らは、この時点で2000人以上を集める人気グループでしたが、
現在のような職業として活動をしているわけではなかったから。
その形である限り、帰ってきたとして、それは一日限り許されたお祭りなのではないか。
そして、それは、遠方に住んでいたメンバーや、本業が忙しいメンバーにとっても同じこと。この日をもって解散、卒業、メンバー再編成、そんな可能性を考えては、
否定もできず、最後通告を待ちながらその日までを過ごしていたのです。
最新シングルの、直近のシングルのカップリング曲が「ばいばい」だったことも、不安要素の一つでした。
その不安には、もうひとつ。
はたして、この活動を続けたら、彼らは幸せなのか、という、
兼業アイドルを応援するなら、1度は考える、この思考。
安定した社会人を続けたほうが、普通の幸せをつかめるのだから、
普通なら、そう思うんだから。
活動を続けてほしいと望むことは、果たして正しいのか。
たまに集まって動画を撮ってくれるなら、それで、いいんじゃないか、と。
時間から時間のお仕事をして、定期的なお休みを過ごして、
家族と過ごしたり、友人と遊んだり、恋人を作り、家庭をもって、
それを求めるのが当たり前のことだよと、思っている部分もありました。
全くの真逆の気持ちを抱えて、夢のような8月16日。
幕が開いた、その1曲目。
それが、今日の最後の曲。
「You're the Love」。
「ここが 中野サンプラザ」楽曲作成時から、作詞作曲のhalyosyさんが、
いつか、中野のステージに立ったら、歌ってほしいと、秘められていた歌詞。
10人で、初披露の、本当の歌詞でした。
そしてこの曲は、歌詞カードでは、
「Uh Yeah 声を聞かせて!」の次は、「Uh Yeah (〇✕△□大好き)」と、
好きなものをバラバラに歌い、
「Uh Yeah 夢を聞かせて!」の次は、「Uh Yeah (〇✕△□たい!)」と、
したいことをバラバラに歌う、そういう歌詞なのですが、
今日は「みんなが大好き」「みんなに会いたい」とはっきり揃えてくれていました。
近年は揃えることが多かったけれど、
現在の環境におけるこの歌詞は、意味を持つものだと思います。
そして、その前の
「サマー☆ビーナス~真夏のアイドル~」は、前述したとおりの、
にーちゃん戦線離脱のイメージの強い曲ですが、
今回のアレンジは、album verでした。
このバージョンの元の音源に、にーちゃんの声は収録されていません。
そして、元々のセカンドシングルは、この頃、唯一、10人の声が揃った楽曲でした。
サードシングルには、もう、にーちゃんは参加できていませんでした。
その収録アルバムのタイトルは、「2222」。
中野サンプラザの、収容人数。
まだ、立たぬ夢の舞台を、描いたアルバムです。
このアルバムを引っ提げて、回ったツアーのファイナルが、最初の中野公演。
「むすめん。全国ツアー2015夏 ファイナルSP 〜Dream of 2222」でした。
わたしは、むすめん。の中野への道は、
にーちゃんを取り戻すストーリー。
第1章だと思っています。
翌日~9人になるまでが第2章ですかね。
「むすめん。アイドルになる」みたいな?
そこから改名して第3章かな。
いまは何章なんだろう
で、結局何が言いたいのかというと、上記のことが頭を駆け巡って、
本当に、#めせもあの日 のセトリだったなあ、ということで。
いやあ感慨深いなあ。
ところで、ライブハウスの照明ってもう少し
配信用に明るくなったりしないかな。